bizhub Extended Solution TechnologybESTプログラム

bESTプログラムでは、ご加入者様に対して、開発目的とプログラム種別に応じた
bizhubや商業印刷機の一部の複合機関連技術情報の開示をいたします。

プログラム概要

bizhub 商業印刷
Silver Gold Premium Silver
ご加入費用 無料 年間20万円 個別ご相談 無料
開発目的(ご加入により実現できる開発レベル) 自社利用向け複合機連携カスタマイズ開発、もしくは、エンドユーザー様向け複合機連携カスタマイズ開発 弊社複合機操作パネルや弊社独自のOpenAPI等と密連携する高度なアプリケーション開発 弊社の主要商品として正式な取扱いを前提とする品質保証、認証含めた密連携アプリケーション開発 自社利用向け商業印刷機連携カスタマイズ開発、もしくは、エンドユーザー様向け商業印刷機連携カスタマイズ開発
主な公開情報
  • PDL(PJL/PCL/PS)
  • MIB
  • Driver API/SDK
左記に加え、弊社独自のIWS/OpenAPI関連情報や開発ツール・サポートサービスおよびBrowser情報 左記に加え、開発ツール・品質保証、認証サポートサービス JDF

プログラム提供内容

bESTプログラムGold以上のプログラムへご加入の方には、開発ツールなども提供いたします。

bizhub 商業印刷
Silver Gold Premium Silver
ドキュメント提供 ドキュメントファイルのダウンロード
検証機購入支援 検証機購入の見積・販売支援
開発ツール提供 開発ツールのダウンロード
有償開発問合わせ 技術問合せチケット付与 5チケット 5チケット
技術研修提供 開発ツール活用トレーニング 年2日以内 年2日以内
検証機利用支援 弊社検証機とスペース貸出 別途有償 別途有償
拡販支援 弊社販売促進活動支援 応相談
リリース検証*支援 弊社QOL検証認定 応相談
検証機貸出 貴社への検証機貸出 応相談
*弊社認定商品としてお取扱いする場合、市場投入前に成果物の評価を行い、品質評価基準に達していることを確認した後認定いたします。

主な公開技術情報

ご加入者様専用サイトから、プログラム種別に応じた
各種技術情報及び開発ツールなどをダウンロードいただけます。

bESTプログラムに応じた主な公開技術情報 (英) … 英語、(日) … 日本語、(DevTool) … 開発ツール bizhub 商業印刷
Silver Gold Premium Silver
JDF/JMF JDF工程/パラメータ仕様書
(CPI4 JDF/JMF準拠)
PDL PJL、PCL、PS各
プリンター言語仕様書(英)
MIB デバイス情報管理
仕様書(英)
DriverAPI/
SDK(Print/FAX) ※1
印刷出力管理
API/SDK仕様書(日/英)
印刷出力管理
API/SDK等(DevTool)
Browser WebBrowser仕様書(英)
IWS ※2 IWS機能説明書(日)
IWS仕様書(英)
IWS Sample
Source(DevTool)
OpenAPI ※3 OpenAPI仕様書(英)
OpenAPI/
SDK(DevTool)
OpenAPI Sample
Source(DevTool)
Simulator 複合機シミュレーター
(DevTool)
※1…
Driver API /SDK(Print/FAX):C言語、 Linux OS、組込みシステム開発等の知識や経験が求められます。
※2…
IWS:HTML、Scriptベース言語スキル(PythonやJavaスクリプト等)、Server/Clientシステムモデルの知識や経験が求められます。
※3…
OpenAPI:C#、JavaScriptとWeb Server、組込みシステム開発等の知識や経験が求められます。

技術情報及び開発ツール詳細

JDF/JMF

コニカミノルタの商業印刷機には、JDF(Job Definition Format)/JMF(Job Messaging Format)への対応がなされています。

PDL(PJL/PCL/PS)

コニカミノルタ独自のコマンドを利用することにより、当社複合機等の機能活用が可能になります。

コニカミノルタの複合機製品を対象とするページ記述言語(PDL:Printer Description Language)の仕様で、PJL、PCL、PSを標準でサポートしています。

PJLには拡張したコニカミノルタ独自のコマンドを組み込んでいます。

MIB

SNMPマネージメントアプリケーションで、当社複合機等のデバイス情報(機種名、ステータス、オプション、給紙トレイ情報、トナー残量、トータルカウンタ情報、Job 情報リスト等)の取得が可能になります。

KONICA MINOLTA MIB仕様書には、以下の仕様書と定義ファイルが含まれます。

  • ・KONICA MINOLTA MIB 標準仕様書
     コニカミノルタ標準MIBは、IETFがRFCとして定めた業界標準MIB(Standard MIB)に、コニカミノルタ独自  のPrivate MIBを加えたものです。
  • ・KONICA MINOLTA MIB実装仕様書(機種、バージョン毎に異なります)
     複合機の機種、バージョン毎に実装したMIBを定める仕様書です。

Driver API /SDK(Print/FAX)

アプリケーションからプリンタードライバーUIを開くことなく印刷設定できます。
bizhub複合機の印刷設定、Fax送信設定情報の変更/取得及び、印刷、Fax送信ステータス取得を可能とするためのAPI(Application Program Interface)です。

APIを使用するための説明書、SDK(DLL)及びサンプルソースを提供します。
動作環境:Windows2000以降のOS(x64/x86)
※サポート対象複合機、設定/取得可能な情報などの詳細は仕様書をご参照ください。

Browser

bizhub複合機に搭載されている内蔵ブラウザに関するドキュメントを提供します。

内蔵ブラウザに関するHTML、JavaScript、CSS等の情報を提供します。
複合機毎に、ベースとなるブラウザがwebkitまたはChromiumとなりますので、それに合わせた開発を行います。
Chromiumベースのブラウザは基本的にHTML5に準拠しています。(機種毎に対応状況が異なるケースがあることを予めご了承ください)
IWSまたはOpenAPIでの開発時にブラウザ情報が必要な場合、本ドキュメントを参照してください。

IWS
(Internal Web Server:HTML, JavaScript, CSS, Python)

複合機のコア機能に直接アクセスし、複合機内部で動作するWebアプリベースの小さなプログラムによる機能拡張が可能となり、複合機内部のWeb Browser、Web Server、およびスクリプトインタプリタにてスタンドアロンもしくは外部サーバーとの連携アプリケーション開発を実現します。

IWSの開発言語としてPython(Python3ベース)を使用します。また、UIはブラウザアプリとなるため、HTML/JavaScript/CSSを使用して自由に表現できます。
例:複合機のユーザーインターフェースのカスタマイズクラウドサービスへの接続をサポートなど

MFP
  • 複合機内部で動作するWeb Server、Web Browser、スクリプトインタプリタを組み合わせたサーバーレスソリューションプラットフォーム(複合機機能を完全制御するシンプルで小さなスクリプトベースのWebアプリケーションの提供)
  • 簡素化された複合機ユーザインターフェイス、コネクタやウィジェットスタイルのアプリケーションが作成
  • 複合機情報の取得:複合機のトレイ情報、トナー情報、設定情報等を取得します。
  • 複合機機能の実行:複合機が有するコピー、印刷、スキャン、ボックス操作等各種機能を実行出来ます。
  • 印刷データの書き換え:受信した印刷データをインタプリタ投入前にフックし、データを書き換えられます。
  • 認証画面のカスタマイズ:複合機が有する認証画面をカスタマイズし、カスタマイズ画面から認証機能を利用出来ます。
  • バックグラウンドアプリケーションの実行:複合機でトリガされた特定のイベントに従いバックグラウンドでPythonスクリプトを実行出来ます。
  • アプリケーション連携:同一複合機または他の複合機上のアプリケーション間連携が可能です。
  • 画像合成コピー:コピー画像を縮小して、空いているスペースに広告印刷などが出来ます。

活用事例紹介はこちら

OpenAPI

OpenAPI はコニカミノルタ独自のアプリケーション・プログラミング・インタフェース(API)であり、ネットワークを通じてbizhubの制御や、リソースへのアクセスができます。

OpenAPI
  • bizhubの共通インターフェイス構築
     - ハードウエアの違いを吸収する

  • 外部デバイス(主にPC)からbizhubを制御する
     - bizhub機能に対する制御
     - bizhubの持つ情報や設定に対する制御
     - bizhubの持つリソースに対する制御

  • 容易な開発
     - 仕様公開とともに、 OpenAPI SDK(ソフトウェア開発キット)をご提供

  • OpenAPI機能一覧:
     - 認証連携
     - PullPrint
     - スキャン連携
     - WebBrowser連携
     - JobLogManagement
     - OtherA
  • OpenAPI機能一覧:
     - 認証連携
     - PullPrint
     - スキャン連携
     - WebBrowser連携
     - JobLogManagement
     - OtherA

活用事例紹介はこちら

IWS/OpenAPI技術活用例詳細

IWS

HTML+CSS+JavaScriptを用いて、複合機上のWeb Browser上でUIを自在にデザイン出来ます。

IWS

お客様の要望に応じて複合機の認証画面をカスタマイズ出来ます。

RAWポートやLPRキューで受信した印刷データをフックし、PJL, PS, PCLデータを予め作成されたルールに沿って変換します。

ユーザーのトリガ無しにIWSアプリケーションを実行出来ます。
ブラウザUIアプリケーションと同様にバックグラウンドアプリケーションは、IWS APIを利用出来ます。

OpenAPI

複合機の認証機能を制御するAPIです。アプリケーションまたは外部サーバー(Active Directory、LDAPサーバー等)に登録されたユーザー情報を用いて、認証情報、機能制限、課金情報等のユーザー情報を一括管理し、認証装置(ICカード、磁気カード)へのカードタッチ、または複合機の操作パネルから認証情報入力(ユーザーID/パスワード)認証による複合機機能の利用や出力枚数制限などを行う機能を提供します。

IWS

複合機のプリント機能を制御するAPIです。複合機から外部サーバー内のファイルを指定し、印刷を行う機能を提供することで、どの複合機からでもユーザーが登録したファイルを印刷出来るようになります。

基本機能
外部ドキュメント管理サーバーからファイルリストを取得
ファイル選択および印刷設定を複合機の操作パネル上で実施
複合機から印刷を行うファイルリストや印刷設定をアプリケーションに送信し、アプリケーションは複合機に対して印刷ジョブの実行を指示
IWS

複合機のスキャン機能を制御するAPIです。複合機でスキャンしたデータを指定された場所に転送する機能を提供します。

基本機能
複合機の操作パネルから、スキャン後のファイルを指定された場所に転送
アプリケーション側でスキャンの設定項目を制御。設定項目は、複合機の操作パネルで再度変更が可能
スキャンに関する設定値をアプリケーション側に保存可能
IWS

複合機に標準搭載された操作パネル画面の代わりに、複合機に搭載されたWeb Browserを利用して、OpenAPIアプリケーション(認証、Pull Print、スキャン)連携ができるようになります。もしくは、一般的なWebベースの基幹システムに接続することも出来ます。

複合機で実行されたジョブの履歴(Job Log)をアプリケーションで任意のタイミングで取得できます。Job Logは下記の3タイプあります。

課金ログ
利用実績を管理し費用振り分けを行うためのログ
集計ログ
ISO14001(環境)対応のための削減率/利用状況を把握するためのログ
監査ログ
セキュリティログ。不正アクセスを追跡するためのログ

Other Aは、認証連携、Pull Print、スキャン連携以外の、小さな“機能群”です。現状は複合機のカウンターデータやデバイス情報を取得するAPIを提供しています。

カウンターデータ
マスターデータ(デバイス全体のカウンターデータ)
部門管理データ(各ユーザー/部門のカウンターデータ)